結婚記念日の今日、経ヶ岬灯台へ。
京都に住んで16年程になりましたが、初めての最北端探訪でした。
展望台駐車場よりやや険しい山道を進み、
灯台に辿り着いた時には17時を回り、灯りが点って回転し始めていました。
暮れゆく日本海を遠くに航行する船にも明かりが見えて、
船舶の安全のために、きっと灯台は一晩中点灯し続けるのでしょう。
肥料などの資材高騰、燃料費高騰など物価上昇に苦しむ農家、
生産コストの上昇を充分に反映しているとは言い難い生産物の取引価格、
高齢化に加えて後継者不足や人材難に喘ぐ農業の現場、コロナ禍によって分断され疲弊する農村、
農業経営は暗闇の日本海で荒波に揉まれる小舟のようですが、
どこからか灯台が照らしてくれて、進むべき方向を教えてほしいです。
暗闇の日本海を今日も誰かのために黙々と照らす、
そんな美しく孤高の存在に感銘を受けた経ヶ岬行きでした。
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