煎茶の収穫は済みましたが、
玉露や碾茶(てんちゃ・抹茶の原料)の収穫は
まだまだこれから。
収穫前の20日間以上を黒い幕で被覆し、
遮光した中で新芽の生育を促し、
良質な茶葉を生産します。
これだけ幕をかけるには、
骨組みとなる鉄骨の茶棚があり、
土台から支えるアンカー、ワイヤー、
張線器や各種部品など、何かと物要りです。
幕もツリカンという金具がたくさん付いて
ワイヤーと接続しており、
幕を引っ張ったり留めたりするロープやひも等も含めると、膨大な物量に。
強風や大雨にも耐えるように頑丈に設置しますが、壊れる時もあります。
経年劣化も悩ましい問題です。
全部が全部自分で建てたり購入したものではないので、
先人の努力や投資もたくさん引き継いでいます。
これらを維持・継続していくためにも、
良いお茶を作りたいと日々思っています。