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葉書

雪が消えた茶園から、肥料散布。

午後から雨の予報のため、追われるように急ぎます。

菜種油粕。

毎年、春先最初の肥料なので、気持ちが引き締まります。

エンジンのついた肥料散布機もありますが、

リュックみたいな背負式の肥料散布器を重宝しています。

今日は大きい茶園なので、軽トラックからだいぶ離れた際に

カラス2羽に肥料袋を破られ、少し食べられてしまいました。

カラスも空から人の様子がよく見えているんですね。

大した被害ではないですが、

農家にとって肥料はお金そのもの、血みたいなもの。

たまたま朝一番で軽トラックを使い、

庭木の剪定枝を運んだ際のタラヨウ(多羅葉)の葉が1枚

荷台にあったので、書いてみました。

タラヨウの葉は傷をつけるとその部分が変色し、文字が浮かび上がります。

これが葉書の始まりで、平安時代の頃なんだとか。

カラスには届かない葉書ですが、

葉っぱに言葉を刻み記して伝える優雅な時代に戻ってみたい気もします。